*脚注* 
A:教育紙芝居とは、童心社・教育画劇などの出版社に代表されるような、印刷紙芝居を指します。
絵本をほぼそのまま紙芝居にしたり、紙芝居の特性を知らない絵本作家による作品だったりすることが多いのが難点で、
演劇というよりは朗読・読み聞かせ等に適した「書籍」としての傾向が強いものです。基本的に「子供向け」を主張しており、
実際に用いられるのも、幼稚園・保育園が中心です。 …このような傾向があるので、「演劇(演じる紙芝居)」としてこれを
扱うには、一工夫必要となります。


B:街頭紙芝居とは、当サイトでは、往年の(昭和30年代が最盛期だった)紙芝居作品、また、
その実演を指します。たとえ街頭でレトロスタイル(自転車に箱を載せたり駄菓子を売ったりする外見)をしているという
だけでは不十分と思うのです。何らかの形でかつての街頭紙芝居師の影響・伝承を受けているべきであり、余りにも自己
流な(思想的・技法的な伝統を受け継ぐ意志のない)ものは、街頭紙芝居と呼ぶにはふさわしくないのではないか。
これがユーダイの個人的主張です。


C:創作紙芝居: 市販の紙芝居(いわゆる教育(印刷)紙芝居)に不満があり、自分のやろうとしている実演に向いて
いないので、どうしてもオリジナルを創作する必要に迫られることがあります。「工夫」すれば印刷紙芝居も使えないことは
ないのですが、オリジナルがベストであることは言うまでもありません。


D:手作り紙芝居運動: 堀田穣先生(京都学園大学教授)のサイトが詳しい。具体的なものとしては
毎年箕面市で開催されている「全国紙芝居コンクール」が代表的です。 


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