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紙芝居維新! 【その3】技法面で私が現在(2005年8月半ばまで)とりくんでいるいたこと

最近私は、得意作品を稽古で温め直したり、新作品に挑戦する際、必ず取り組んでいることがある。

実際にどの程度目標を達成しているのか…それは実演を観てくださる皆様にお任せするとして、

「今のところ、取り組んでいること」を明示しておく。

出来ている場合が多くなってきたように思うのだが、いつもという訳ではないので、
やはり『取り組み』続けていくことになるだろう。

当コーナーの【その2】とかなり重なってしまうかも知れない。
<下準備>
1.物語のエッセンス(感動的な場面、作者からのメッセージ)に当たる部分だけを残し、かつ充分に引き出すべく、とことん台詞を削り込む。

1’.または、最初から絵だけをみて(裏書は参考程度にとどめて)、自分の言葉で台詞を作る。

2稽古の度に工夫を重ねて、(台詞、「抜き」のタイミングや「間」、必要に応じた絵の[追加/削除]など)出来る限り洗練されたものを目指して、修正していく。

3どんなシリアスなストーリーでも、(あるいは怪談のようなものでも)、ユーモアの要素を欠かさない。
むしろ、前面に出すように工夫する。

<実演>
@マニュアル(紙芝居に裏書された「元の台詞」や指示書き)に囚われない、頼らない。
@アドリブもその場に応じて駆使する。
実演の場の雰囲気、季節感などに応じて、適宜、盛り込む。
@機転の利かない、ユーモアの無い、ぎこちない実演はしない!
updated: May. 24. 2004

今のところ次のような出来であれば、よしとしている

1.実演日までに十分な稽古(並びに吟味・脚色)が出来ておりその結果として
・実演当日に、その場や相手に応じたアドリブやちょっとした脱線(おもに子供とのやり取りなど)もできるだけの余裕があり、しかもきちんと「見せ場」(見せどころ)はおさえることが出来たとき。

2.(1の結果として)ぶっちゃけ、「観客が盛りあがった」とき
子どもたちと紙芝居そのものを通じて、「深く交流できた」とき。また、実演をきっかけとして(事後などに)よい交流をもてたとき。

理想
脚色を巧みさが自分の色("他の人とは違う!"もの)として表出されること。
@感動や感銘、お腹の底から笑うようなひとときを提供すること。
Sさんの「ニャーオン」のような感動や衝撃を与えること。
updated: May. 1st. 2005

■文責■加藤(私個人の感想として述べています。)          index.html

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